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「無駄だ無駄、いかなる武器もこれを切る事は出来ぬわ!」
どこから現れたのか村長だ。
「マギー、あれも狐か?」
「あれは....違います....悪魔です!」
悪魔....
魔界に棲む悪い奴だな。
「待ってろアンジー、すぐ行く....ジャッキー、マギーを頼む」
窓から飛び降りたが特に痛みも感じない。
「イッポンスギさん....」
うーん、頭の中でいろんな音楽が流れてんな。
「何だおまえは....」
悪魔村長が俺を不思議そうに見る。
「な....」
まあ驚くだろ。
おれが歩きながら黒ずくめになっているからな。
「黒のカリスマ」
飛び上がり、ゴーレムの頭を右足で蹴り飛ばす。
「剣さえも通さぬ硬さを見なかったのか?そいつの材質はオリハルコンだっ!金属でさえ通用しないという....の....に?」
ゴーレムがゆっくりと倒れていく。
「ああ?オリハルコンがどうしたって?」
倒れたゴーレムの頭にもう一発入れる。
「蝶野正洋・ヤクザキック」
ゴーレムの頭が吹き飛ぶ。
「なっ!そんなバカなっ!何だ貴様の脚はっ!」
「これか?」
俺の脚は生活魔法、宝飾によりダイヤモンド化している。
「オリハルコンなんざただの真鍮じゃねえかっ!」
ま、そう言っても理解できないだろうが。
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