黒い呪術士

6/12
前へ
/171ページ
次へ
『さて、異世界へ転生する以上はいくつかあなたに....』 来た来たこれよ。 「加護でしょ?」 『そうですが』 「称号は勇者?」 『いえ』 ん?違うの? 「賢者?」 『いいえ』 「魔導師かあ」 『違います』 「勇者、賢者と魔導師以外....聖女って俺、男だけど」 『ふざけてますか?』 「あ、分かった!剣聖みたいな」 『惜しいですね』 「で、正解は?」 『あなたには体術士の称号を差し上げます』 体術士....? 「それってアレですかね、整体師みたいな?」 『はり灸とか異世界でやりますか?』 「目的から大きく外れそうな予感がしますな」 『でしょうね』 「体術....柔道みたいな?」 『すぐに分かりますよ』 「いずれにしても肉弾戦」 『大丈夫、そのための加護もありますし、一応装備もそれなりに用意します』 一応....
/171ページ

最初のコメントを投稿しよう!

54人が本棚に入れています
本棚に追加