第一章 散るならば春に

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第一章 散るならば春に

 公安で会議があるからと呼び出され、会議室に行ったが誰もいなかった。  急いで会議の日時を確認すると、ちゃんと日時も時間も合っていて間違いではない。何か事情があるのかと、暫し待っていると、公安のトップの相馬と、御堂警視監が揃って入ってきた。 「夏目……」  うんざりとしている相馬は、俺を見て深い溜息を吐いていた。俺は相馬を見ながら、記憶を確認するが、やらかした事が山ほどあった。 「あ!俺はついにクビですか……」  俺は公安をクビになったら、どこに就職しようか考えてしまった。
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