火曜日*ふたり暮らしをはじめます。

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「じゃあ」と背を向ける彼の服を、慌ててつかんで止める。 「……なんだよ」 「あ、あの、重ね重ね申し訳ないのですが……、学校の行き方を……教えて頂きたく……」 「……」 「あ」 服をつかむ手を引き剥がされた。 さすがにそこまでは迷惑だったかな……。 浅羽くんはまたため息をついて、 「学校の奴らに変な勘違いされると困る」 「ですよね……」 「離れて歩けよ」 「えっ!」 「ついてこないなら、そのままほっといて置いてくから」 「は、はい……!」
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