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「知絵ちゃんって、夏樹君と良い感じだけど、付き合っていないの?」
遠くから、とんでもない質問がきた。
「ちょっとやめてよ。夏樹は大切な友達。それにみんなの夏樹でしょう」
さっきのことがあってから、夏樹を意識してしまっている。それを誤魔化すように、話を終わらせた。筈なのに……
「僕は、いつでもウェルカムだよ?」
夏樹のそのセリフとキラースマイルに、ノックアウト寸前の面々。
最近まで、夏樹に近寄ろうものなら、人を殺せそうな程鋭い睨みをきかせていた女子たちが、「付き合っちゃえば?」と後押ししてくる。
いや、さっきの話、聞いていた?
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