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第三章 アナタの闇
時は過ぎて…「私たち」も2年生になった。
黒辺 美奈美(くろべ みなみ)という子がいた…
1年から不登校を貫いてる子である。
何故「登校」していないのか…
梨沙(りさ)に聞いてみた。
「あぁ、あの子?気にしない方が身のためよ?」
私は思わず
「なんで?」
と聞いてしまった。
梨沙が重い口を開け…
「あの子ね…リストカットとかODしてるみたいだよ?しかも…ネット関係…面倒臭いよね。」
と梨沙。
私は
「何…?それだけなの…?それだけでリスカもかODしないんじゃ?」
と言うと、私を一瞬見たと思ったら、目を逸らす。
「ね?何?ホントの事言ってくれる?
ホントは何があったの…?」
梨沙は
「もう…あんな奴居なくなればいいんだよ!?
私達のせいにされてさ、あんな奴の為に…皆馬鹿じゃん?
アホじゃん?
なんでアイツなのさ…。」
と言った。
「いや、私は…あの子がホントに精神状態が悪かったか気になっただけよ、別にそれ以外何もない」
と言う。
梨沙は、黙ってた口を開く…
「あっそ、じゃ、言うわ。
美奈美はね…学校の裏掲示板見つけたらしくて…。それが原因でリストカットにODよ
私たちが何したってさ」
と言う。
「それって誰が書いてたとか知ってるわけ?」
と私は言う。
彼女は
「知らない。パスワード付きの投稿だと見れなくなってる。多分…あの子はパスワードを知って…投稿を見たんだと思う。
その投稿に彼女の悪口が書いてあったんだと思うよ。
私は知らないけど。」
と言った。
「彼女」は「第三者」の一点張りで…
「真実」から目を背けてるように見えた。
彼女以外にも何人かは居たが…。
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