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「三島くんも……顔色が悪いようだけど?」 「心配してくれるなんて、嬉しいじゃないか」 処置なしといったふうに、彼――一ノ瀬悠馬は首を横に振った。ココアが届くと、並べたスティックシュガーを1本ずつ溶かしていった。一ノ瀬くんはそれ気味悪そうに見つめながら、「それで?」と言った。 「なんの用があって俺を呼んだんだ。残念だけど君が好むような話は仕入れていない」 「安心してくれ。今日は僕が見つけてきたのさ」 「……今日ここに来たことをとても後悔している」 ますます嫌な顔をする一ノ瀬くんを見つめながら、僕はパンケーキを追加注文した。食欲はないが、朝の調子を考えて食べることにした。どうせ食べるなら、甘いもののほうがいい。
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