現実はシビアで

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 早速、次の土曜に優姫と会うことになった。そして、わたしは優姫に、自分が女の子を好きになってしまったことを話した。 「そっか、、うん。  全然いいと思うよ!素敵じゃん!」  わたしの話を聞いた優姫の口から出た言葉は、考えてもいなかった、嬉しい言葉だった。  前に、同性間の恋愛について全く偏見がないように話していたが、"素敵"とまで言われるとは思っていなかった。 「素敵って、、いや。そこまで言わなくても、受け入れてくれるだけで充分だよ。」 「いいや、"素敵"っていうことも含めて本心だよ。性別の枠を超えて、相手を好きになる。ほら、とっても素敵じゃない?」  そう考えられる、優姫が一番素敵だ。
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