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離してフレデリック。
私はあなたのパートナーに相応しくない、先生たちがそう判断した。
私とのペアでは世界と戦えないと。
でも心配しないで、私は自分の道を行くの。
一人でも立派にやって見せるから。
あなたは新しいパートナーと一緒にメダルを目指してちょうだい。
……
*****
「…ミシェル?」
自分の声で眼が覚めるとベッドの中。
ミシェル。
夢の中で確かにそう呼ばれたが相手の顔はよく見えなかった。
「あなたは誰?」
ベッドサイドには小さな鏡。
青ざめた顔の女に問いかける。
「私は誰なの…?」
問いかけても鏡の中からの答えはなかった。
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