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美女という「食べ物」?
私は夢を見ている。
眠りながら自分の夢を観察している。
そこで、私は健康な男性だった。
目の前にはロングヘアの超絶ナイスバディな、セクシーな女性が笑顔で立っている。
私は知っている。
彼女は「幻の食べ物」なのだ。
愛の成就を願って、さあ近づこうとすると、フっと姿を消す。ワンパターン。
この手の夢はだいたいそんなもので、間抜けな自分を見るのがイヤなら、まあ立っているだけのほうがお利口さんだよね、と思ってうなずいた。
しかしセクシー女性は、一向に消える気配がない。
それどころか、舌なめずりをして私を見つめ返す。
これは。
もしや。
イケるのでは?
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