8人が本棚に入れています
本棚に追加
あとがき
これは、私が気持ちを落ち着かせるために、受け入れるために、忘れないために書いたものです。
「死」というものは、誰にでも確実に例外なくやってくるもの。そして生きている限り、誰もが大切な人を失わなければいけません。長く生きれば生きるほどに、たくさんの別れを経験します。後悔する事も、たくさんあるでしょう。
でもそれは仕方のない事です。だからこそ、そうなった時に出来るだけ「幸せな人生だった」と安らかに眠らせてあげられるように、大切な人には優しくしてあげて下さい。喧嘩をしたっていいし、苛ついてもいいから……だからたまには、笑って話をしてあげて下さい。大切な人と遠く離れている人は、会いに行ってあげて下さい。たまにでいいから、少しでいいから……会いに行けるなら、少しでも後悔しないために会いに行って下さい。
逃れられない死という連鎖を、受け入れて……そしてその人たちの分まで、笑顔で生きて下さい。それが、私の願いです。
2007.02.13(火)
―――――江利川 瑞樹
最初のコメントを投稿しよう!