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1度も同じ店のスイーツを買ってきたことがないから、隼はよっぽどそういうお店を知り尽くしていることになる。 そうだとしたら、隼は女の子にモテそうなのに「もったいないな」と以前言ったら「莉央こそ女の子が好きそうな顔してるじゃん」と逆に言われた。 たしかに俺は「可愛い」と女の子に言われることが多いうえに、女の子とは比較的仲良くなれてしまうからか告白されることも多かった。 ただそれは女の子が好きなんかじゃなくて、女の子の気持ちが分かってしまうから。 だからたとえ「もったいない」としても、俺の恋愛の好きは男にしか向かないから。 「.......あっ、隼.......っ」 「莉央.......っ、やべ.......イキそ.......」 「いいよ。一緒に.......いこ」 俺は隼とこうして一緒にイク瞬間が好きだ。 俺の中で隼のモノが一際大きくなってピクンと震える。 名前も本名かわからないような関係なのに、俺は必要とされているとさえ思えてしまうから不思議だ。 「莉央。キスしよう」 普段こんなことを言わない隼が珍しく、俺に抱きついてくる。 「隼?どうしたんだよ」 「キス.......ダメ?」 「ダメなわけないよ」
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