第3章:命の叫び

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積雪の重みで倒壊している建物も 数多くあった。 「すみ…ません…そこの…お二人… 助けて…下さい」 倒壊した建物の下敷きになった人が 俺たちに助けを求めていた。 「今助けます。ちょっと待っててくだ…」 「今井さんダメです!可哀想ですが 私達も共倒れになってしまいます」 助けようとした俺をシンジさんが制止した。 罪悪感を感じながらも 俺たちはその場を立ち去った。 大雪の影響で警察や消防も助けに来れない。 自分達の力だけではどうする事も 出来なかった…
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