第3章:命の叫び

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何処か安全に休める場所と食べ物を 見つけなければ行けないと思い しばらく歩くとコンビニを見つけた。 店内は電気がついておらず 店員も居ない様だったが 俺たちがコンビニに入ろうとした時に ちょうど若い男性がリュックに食べ物を 大量に詰め込んで店内から出て来て 足早に立ち去って行った。 店内を見てみると商品棚が荒らされており 食料品や飲料はほとんど盗み取られていた。 停電しているので防犯カメラも 作動していない。 水道は氷っていて使い物にならなかった。 「ポテチ1袋とお茶ペットボトル2本しかない 仕方ない貰って行きましょう」 「シンジさん…お金は払いましょう 俺…カウンターに置いておきます」 そんな事をしても後からコンビニに来る 連中に金を盗まれるだけだと シンジさんに言われたが 俺はそうしないと気がすまなかった。
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