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お姉ちゃんとの想い出に浸りながら、私は一人の女を吊るし、サンドバックのように扱っていた。
私の拳は容赦なく女の肉を切り裂き、骨を砕く。この女も、お姉ちゃんに悪い影響を与えた奴だ。絶対に許さない。死ぬまで、殴り続ける。私の拳が身体にめり込む度に、傷口からプシュッと血が弾けるように吹き出す。
体中に黒紫色の痣が出来て、見るに耐えない状態だ。
破けたサンドバックのような傷口から流れ続ける鮮血が、身体を伝い床へと吸い込まれるかのように落ちて行く。
女の胸に拳を叩き込む!
肋骨が砕け、皮膚を突き破り、鮮血が弾ける感じで飛び散る。
更に、左右の拳の連打を女の身体に叩き込んでいく。
身体を揺らしながら、弾け飛び続ける鮮血。
お姉ちゃん!
警察の蠅が止まるような銃弾でやられることなんてないよね。
私には分かるよ。
お姉ちゃんが私に少しずつ近づいて来ていること。
気配を殺しても無駄だよ。
分かるから。
私はお姉ちゃんの事を色々と想い浮かべながら、血飛沫を浴び、笑みを浮かべて、女の身体を殴り続けた。
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