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「無理に変わる必要はないのよ」
なずなはそれだけ言い残して、2階の自室へ去って行った
あいつは、俺がサッカーをやめたことを知っている。俺が行ったわけではないが、ある日を境に全くサッカーの話をしなくなった
両親はたまにもう辞めるの?それでいいの?なんて言ってくるけど、それは適当に流していた
なずなには、どこまで俺の心が見えているのだろうか
多くを語らない者同士、たまにそれが怖くなる。いつかあいつが気づいてしまうのではないかって…
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