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2-優翔
高校に入ったら、勝手に大人になるんだと思っていた
幼稚な考えも全部消えてなくなると、本気で思っていた
でもそんなことはなくて、昔よりも大きくなった寂寥感に苛まれる
小さい頃から、大抵の事は簡単に出来た
勉強、スポーツ…やってみたいと思うことはだいたい出来た
けど、友達を作るのはどうやら苦手だったみたいで、高校生になっても陽菜と重信以外、友人が思いつかない
みんな最初はたくさん話しかけてくれる。でも、微笑みもうかべやしない俺を見て、みんな離れていく
本当は相槌をうって、笑って、話して…仲良くなりたいのに、俺には難しかった
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