【序章】ジャズとクラッシック

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【序章】ジャズとクラッシック

*とあるピアノ教室* 1つの部屋に流れる速い曲調。 4分の4拍子で弾かれている「エル・クンバンチェロ」。 楽譜通りではなく、アレンジであえて不協和音を入れたり和音を入れている。 そして1人の声が響く。 理恵子「はい、そこまで。今日はここまでにしましょうか。」 そう言われて私はピアノを弾いていた手を止める。 声の主は佐野(さの)理恵子(りえこ)。 現役ジャズピアニストで、ジャズ専門のピアノ講師をしている。 とあるバンドのピアニストを担当しており、リーダーを担当しているらしい。 CDも出しており、私も1枚持っている。 佑香「わかりました。そういえば先生、今度のライブって誰が出るんですか?」 理恵子「あー....佑香ちゃんと同い年みたいな子とかも出るけど、大抵の人は大人かな?」 佑香「そうなんですね!....みんなレベル高そうだな〜。」 理恵子「そんなことないって!佑香ちゃんめちゃめちゃうまいんやから!」 佑香「へへ、ありがとうございます。」
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