【第1章】写真で見つけた、君。

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顔はもう見えないが、茶色のランドセルに水色のコート。白色のシュシュをしている。 優雅「おい玲ちゃん、どした?」 玲也「え?あ、あぁ...。ごめん。佐倉さんを見つけた気がして。」 僕は自分でも恥ずかしいと思った。 1人の人間に対してこんなにも熱心になっているんだから。 僕は上靴に履き替え、恋ちゃんと一緒に教室へ向かう。 玲也「じゃあね、恋ちゃん。」 優雅「おう、じゃあな。」 恋ちゃんとは別のクラスだから、階段を上がったところの曲がり道で別れた。 *6ー1教室* 僕は教室に入り、自分の机へ向かう。 後ろの席の岬さんをチラッと見た。 玲也「(あまり他人に深聞きしたくないけど....今回ばかりは仕方がない。)」 僕は一息すると、岬さんへ話しかけた。 玲也「ねぇ、岬さん。」 真白「ん?」
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