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顔はもう見えないが、茶色のランドセルに水色のコート。白色のシュシュをしている。
優雅「おい玲ちゃん、どした?」
玲也「え?あ、あぁ...。ごめん。佐倉さんを見つけた気がして。」
僕は自分でも恥ずかしいと思った。
1人の人間に対してこんなにも熱心になっているんだから。
僕は上靴に履き替え、恋ちゃんと一緒に教室へ向かう。
玲也「じゃあね、恋ちゃん。」
優雅「おう、じゃあな。」
恋ちゃんとは別のクラスだから、階段を上がったところの曲がり道で別れた。
*6ー1教室*
僕は教室に入り、自分の机へ向かう。
後ろの席の岬さんをチラッと見た。
玲也「(あまり他人に深聞きしたくないけど....今回ばかりは仕方がない。)」
僕は一息すると、岬さんへ話しかけた。
玲也「ねぇ、岬さん。」
真白「ん?」
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