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*6ー1教室*
いつもなら連絡帳を書くのに、この日ばかりは書くことを忘れていた。
頭の中でぐるぐると考え、そのまま席に着く。
後ろから何かペンで突かれる感触があった。
??「おい、玲ちゃん!」
玲也「ん?」
後ろを振り向くと、そこにいたのはクラスメートの赤城遼希だった。
玲也「赤城、どうした?」
遼希「いや『どうした?』じゃなくて、お前なんか変だぞ。」
玲也「変?」
遼希「あぁ。....なんか、いつもなら連絡帳書いて俺らと喋ってるのに、今日はなんか珍しく岬に自分から話しかけて、用意が終わったかと思ったら廊下に行くし戻ってきたらぶつぶつ呟いて考え深い顔してるし.....。何かあったか?」
玲也「あー.......。」
僕は苦笑した。
ここまでバレバレとは思っていなかった。
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