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「私は白崎さんのピアノ、上手いと思うよ?」
玲也「(え....?)」
岬さんの声ではなく、別の少女の声だった。
その言葉は間違いなく僕に向かって言っている言葉だった。
“白崎”という苗字はこの学年で僕しかいない。
玲也「(いやでも....他の学年っていう線もあり得るよね。お姉ちゃんの可能性もあるかな...?)」
そう考え、僕は何事もなかったかのように赤城の元へ行き、その時間はただただ赤城と喋っていた。
....だけど、頭の中に佐倉佑香がよぎることは、誰にも言えなかった。
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