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玲也「あれって....。」
僕は椅子から立つと、棚の上に置いてある1つの写真に手をやった。
僕と1人の女の子が写真に写っている。
玲也「お母さん、この子誰だっけ?」
貴代子「あら、誰だったかしら?この写真って確か....玲也が7歳ぐらいの頃、発表会で一緒に撮った写真よねぇ....。」
全く記憶上にない少女。
でも、なにか思い出さないといけないような気がする.......。
貴代子「名前は私も覚えてないけど、同じ学校で同級生だったのは確かよ?」
玲也「え?」
同じ学校で同級生....。
身近にいるかもしれないこの少女.....。
玲也「卒業するまでに思い出せるかな。」
貴代子「珍しいわね、そんなに人のことが気になるなんて。大丈夫よ、思い出せるわ。さ、紅茶飲んじゃって。」
僕はお母さんに言われ、席に着く。
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