目が覚めたら

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悪魔の言葉は、召喚した俺にしか聞こえないようで、家族はみんな普通の仔犬だと思っている ちなみに名前は白 毎朝目が覚めると、悪魔の白は枕元にちょこんと座っている 俺達を守るために 悪魔とは人間が勝手に作り出した偶像の産物なのかもしれない あれだけ神様にお祈りしても、妹を助けてくれなかったが、悪魔はこうして助けてくれた 「悪魔って本当はいい奴なのかもしれないな」 俺が小さな声で呟くと、妹の腕の中で悪魔の白は尻尾を小さく振っていた
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