目が覚めたら

2/7
前へ
/7ページ
次へ
「いや、あなた様はどう見ても白い仔犬にしか見えないので、しかも可愛いが付く仔犬です」 「何を言っておる、悪魔のイメージは貴様ら人間が勝手に想像してるだけだろう 力さえ持っていれば、外見なんて何の意味もない」 「まあ、そうですが・・・」 少し納得のいかない感じだったが、百歩譲って良しとしよう 今回悪魔を呼び出したのは、願いを叶えて貰うために呼んだのだから 青年が悪魔に聞く 「私の命と引き換えに、何でも願いを叶えてくれるんですよね?」 「何でも願いを叶えてやるが、お前の命は要らん お前の魂が欲しいのだ 命とはお前が生きている間にしか存在しないものであろう 魂はお前が生きていようと死んでいようと関係ない」
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加