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「陽一…さ…ん」
涙でボヤける視界で見上げると
「あなたは…本当に俺を煽るのが上手いですね…」
そう呟かれ、田中さんの身体が離れた。
疑問の視線を投げると
「どんな状態でも、あなたを傷付けたくないので…」
そう囁かれながらズボン事下着を下ろされると、ヒヤリとした感触が普段触れられる事の無い場所に塗られる。
そして田中さんの長い綺麗な指が、閉ざされた蕾へとゆっくり慎重に挿入された。
壁に手を着いて、腰を田中さんに預けた恥ずかしい格好で指を抜き差しされる。
「あっ…」
小さく呻いて、壁に爪を立てる。
何度も抜き差しを繰り返され、指が3本に増えた頃。
田中さんのズボンのファスナーが下ろされる音が聞こえて、僕の最奥の蕾へと押し当てられた。
「蒼介さん、入れますよ」
掠れた田中さんの声に頷く事しか出来ずに居ると、一気に灼熱の塊が挿入された。
「あっ!…あぁ!」
その衝撃に仰け反ると、両腕を掴まれて腰を激しく打ち付けられる。
あまりの激しさに立っていられず、僕の手を掴む田中さんの腕と、僕を打ち付ける楔だけで身体を支えている状態だった。
声にならない声で喘いでいると、1度僕から田中さんを引き抜いて、身体を反転させて抱き締めた。
唇を重ねながら左膝に腕を差し込むと、片足を上げた状態で再び田中さんの楔を挿入させた。
「あっ…」
っと、小さく喘ぐと、突然両膝を田中さんの腕に抱え上げられた。
身体が不安定になり、田中さんの首にしがみつくと、田中さんの灼熱の楔と田中さんの両腕で支えられている不安定な体勢になる。
下から突き上げられる刺激に
「いやぁ……ぁ…あぁ!」
唇からもれる喘ぎ声。
必死に田中さんの首にしがみつき、下から突き上げてくる刺激に我を忘れて喘ぎ続けた。
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