16人が本棚に入れています
本棚に追加
これが…最後の食事になるかも…いや…もう
クリスマスイブだけど…
いつもリクエストする彼の好きな和食…とケーキ…それとプレゼント。
時計を見ると9時過ぎ、まだ彼は来ない。
玄関のドアを見ていると、インターフォンが鳴った。
いつもなら、電話で「今から行くよ」と優しい声で連絡をくれたのに。
インターフォンに出ると、やはり彼。
鍵を開けて、彼を迎え入れる。
「お疲れ様!直ぐにご飯にするね」
これはいつものこと、自然に言えたかな…
彼は何か言い掛けたけど、何も言わずにコートをハンガーに掛けた。
最初のコメントを投稿しよう!