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これが…最後の食事になるかも…いや…もう クリスマスイブだけど… いつもリクエストする彼の好きな和食…とケーキ…それとプレゼント。 時計を見ると9時過ぎ、まだ彼は来ない。 玄関のドアを見ていると、インターフォンが鳴った。 いつもなら、電話で「今から行くよ」と優しい声で連絡をくれたのに。 インターフォンに出ると、やはり彼。 鍵を開けて、彼を迎え入れる。 「お疲れ様!直ぐにご飯にするね」 これはいつものこと、自然に言えたかな… 彼は何か言い掛けたけど、何も言わずにコートをハンガーに掛けた。
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