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それより、何て言ったらいいのか、虚脱感…悲しみ…力が入らない。
どうしようもなく、夜が明けるまで、彼の要らないものを見つめていた。
あれから彼からの連絡はなく、もう夕方。
彼はまだ、あのマンションに居るのか?
たまらずメールで「大丈夫?」と入れてしまった。
相変わらず、返信もないけど…
どうしたらいいのか分からないまま、部屋から出で、今居るのは、あのマンションの向かいの喫茶店。
何でまたここへ来てしまったのか…
喫茶店の窓際の席に着き、飲まずに湯気が少なくなったカフェラテを手で包み、窓の外を見ていた。
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