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「自分のワンルームへ帰っても
余計寂しくなるだけなんだけど」
ポツリ洩らすと我慢が出来ず
涙が流れて眼を閉じた。
学生時代からの彼、
東京へ転勤になった彼と
少しでも一緒にいたいから
仕事を変えて東京へ。
週末はいつも彼の部屋で過ごした。
いつか「これが毎日になる」
・・・信じて疑わず
遠いわけでもない群馬の故郷に
3年も帰ることもせずに・・・。
懐かしい緑の山が甦ると
不思議な眠りがやってきた。
・・・もうすぐ・・・
部屋へ着くのに・・・
独りの小さな寒い部屋に・・・。
![7cdd67eb-3a6f-49b4-881e-ae7a43b87d9a](https://img.estar.jp/public/user_upload/7cdd67eb-3a6f-49b4-881e-ae7a43b87d9a.jpg?width=800&format=jpg)
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