たった一枚の・・・

2/7
前へ
/87ページ
次へ
東京では検察庁勤め、 裁判に明け暮れていた。 顔に表情が出難いから “氷の女王”なんて 陰口を叩かれて・・・。 それでも懸命に 私は私の判断で 事件の是非を問いながら 一生懸命に仕事して・・・。 気がついたら、世間でいう 適齢期なんて過ぎていて 挙げ句、好きになった相手は ・・・・・・妻帯者。 歪な関係が事件を生む例を 散々にみてきたから 決して他人には、 彼の家庭には悟られないように 自宅以外で会うことは封印して ただ、ひっそりと ひっそりと・・・・・・・・・。
/87ページ

最初のコメントを投稿しよう!

120人が本棚に入れています
本棚に追加