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東京では検察庁勤め、
裁判に明け暮れていた。
顔に表情が出難いから
“氷の女王”なんて
陰口を叩かれて・・・。
それでも懸命に
私は私の判断で
事件の是非を問いながら
一生懸命に仕事して・・・。
気がついたら、世間でいう
適齢期なんて過ぎていて
挙げ句、好きになった相手は
・・・・・・妻帯者。
歪な関係が事件を生む例を
散々にみてきたから
決して他人には、
彼の家庭には悟られないように
自宅以外で会うことは封印して
ただ、ひっそりと
ひっそりと・・・・・・・・・。
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