嘘リング

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 中学生の頃の夢をみた…。  私は故郷が大好きだった。  何一つ華やかなものがない町。  でも、駅からまっすぐの  小さな商店街には  衣食住に困らない店が  軒を連ねていて  学校帰りにその一軒で  かき氷やアイスを食べるのが  とても楽しみだった頃…    恋愛はとても      甘くて優しいと    信じていたころ……の夢。
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