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雨の中、TAXiは静かに走行…
そしていつもの眠りに。
でも今日は知らない景色。
何処かの田舎町。
自転車や徒歩で行き交う人と
挨拶をしている私。
私も自転車で…前後には
…小さな子供。
夕食のために食材を選ぶ店、
子供にねだられる駄菓子屋、
それから…駅へ向かう…
改札口に手を振る子供達、
笑顔を向けて近づく男性は…
誰なんだろう…
ああ…これは“夢の家庭”
私にはもう持てないものだ…
夢の夢のまた夢の夢…
だって…だって…
私はもう…若くなんか
ないのだもの…。
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