一章 世代交代

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オタクとはいえ、一応私は見た目への気配りもしている。 目が悪くて家では眼鏡、コンタクトを会社では使用。 メイクの勉強も雑誌をみて研究しているし、髪型も簡単にできるアップをしている。 見た目では、私がオタクということは皆知らないが、私は全力で会社でもこの趣味を隠してはない。 何故ならば… 「おはようございます」 「おはよう、波山さん」 皆、応えてくれる。 そして、私は自分のパソコンのディスプレイをつけると、そこに出てきたのは… そう、「異国の王子様」のフィリップ王子といわれる金髪の青目の美男子王子のトップ画なのだ。 この間まではフィリップ王子にハマっていたが、今は昨日クリアしたばかりの奏くんに変えよう。
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