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あれから1ヶ月半ほど経ったけど。 まだ行き場の無い想いを抱えたままで… でも何とか仕事を熟していた。 外回りから帰って来て、会社の庭に目を向けた。 梅がそろそろ、咲くころか… ここの庭には梅と桜の木があり、毎年、目を楽しませてくれる。 そこにあるベンチに人が座っていた。 「あれ、東田さん?」 呼ぶと、一瞬視線を向け、東田さんは顔を下に向けた。 「お疲れ様です。1人ですか?日向ぼっこ?」 あの、元旦のときから、なんとなく、会うと偶に声を掛けてる。
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