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会社に着いて、鼻歌まじりにエレベーターに乗り、降りる前にネクタイを確認して、フロアへと足を運んだ。 フロアに入って見えたのは 顔を上げて、こちらを見た、東田さんだった。 「あの、おはようございます…あっ、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします」 戸惑いながら、声を掛けた。 予想していなかったので、声が上ずってしまった。バレたかな… 本当だったら、ここに居るはずの橘さんの姿は見当たらない。 「おはようございます。明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。明け早々トラブルですか」
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