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君がいなくなってしまってから、どのくらいたっただろう。
年が廻るたび、僕は君を想う。
どれだけ経っても、僕は君に会いたいと、何度も何度も、願う。
君がいなくなってから、僕はどんどん大人になって。
それでも君以外を思えなくて。
何度夢の中の君に手を伸ばしても、鏡花水月のように触れられなくて。
そうなるたび、僕は一層君に会いたくなる。
でも、君には会えないから。
僕は君の分まで生きていこうと思ってる。
今は12月31日。
またひとつ、年が廻る。
あと、5、4、3、2、1
またひとつ、大人になったよ。
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