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そしてコハルからの報復を晴香は受けた。
学校の階段から突き落とされたのだ。
「見たの!絶対コハルちゃんの手だった。あの子の白い手が私の肩を押したの!吃驚して振り返ったけど落ちてたから少ししか見えなかったけど、あの子、笑ってたよ!いっつも笑わないくせに、私が落ちる所を見て笑ってたんだよ!」
晴香はヒステリックに叫ぶ。
しかし、現場を見ていた他生徒の証言からコハルは何もしてない事が判明した。
そして晴香は嘘つきのレッテルを貼られた。
それもこれも全部コハルのせい──晴香は自分の人生がコハルにぐしゃぐしゃにされるビジョンを想像して震えた。
「許さない、コハル、許さない、」
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