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第二章 両親の告白
お母さんに「美咲先輩」の「部屋」に入れて貰えた。
お母さんが
「あの子ね…。お父さんを亡くしたのよ。あのお父さんは義父なの。」
僕は
「え、、あのお父さんは「実の親じゃないんですか?」」
母親は
「ええ、そうなの。義父なのよ。でも、お義父さんとは仲良かったのよ?買い物行ったりとか…毎回毎回…「お義父さん?私がお嫁に行ったらどうする?」ってお義父さんに言ったそうよ」
お母さんは一言…
「変わった子よね?(笑)」
と言った。
僕は
「いや、変じゃないですよ。僕は仲がいい親子だなって思いましたし」
と言った。
お母さんは
「私たちが知らない間にあの子…苦しんでたのよね。」
とため息をつきながら言った。
僕は
「それは心配掛けたくなかったんですよ、もう少し僕も早く分かってたらなぁって。他人事には思いませんでしたし。」
と言った。
お母さんは
「いや…私達も殺したのと同然よ。
あの子…「学校行きたくない」って言ってたの思い出して。
その時についカッとなって…「学校行きなさい!なんの為に高校に上がったのよ。」って言ってしまってね……。
あの子に悪いことを…」
僕は
「後悔って人にはあるんですよ。
後悔してない人なんて居ませんよ
「あの時こうすれば良かった」とか普通にあると思いますし」
と言った…。
お母さんは、複雑な面持ちで語り出した。
「あの子は…病弱だったの。喘息持ちで生死をさまよった子だから…。
良い子に育ったのはいいけど…。心も弱かったのね。」
と言う。
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