予期しない日

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 どのくらいの時間が経ったのか分からない。    夕方になっていた。まだ《バクハツ》してないようだった。  近くで女の人の声がした。 「ねぇ、君、大丈夫?すごい臭いよ。立てる?」  《ガス》を心配する人が、今もいることに驚いた。重くのしかかる口を動かして、小さな声で答えた。 「こんなところにいたら、あなたまで《マキコミ》に遭いますよ。」  眉間に少しだけシワがよったように見えた。 「だからと言ってほっとけるわけないでしょ!」  女の人が強くそう言い放つと、腕をつかまれた。そのまま無理矢理体を起こされる。ほぼ抱きかかえられるようにして駅のホームにある椅子まで運ばれた。 *** 「気持ち悪い?どうしてまだ若いのに、こんなに《ガス》重度なのよ。」 「自分、今日、人を殺したんです。」
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