2020年3月20日(金) ぞわぞわの、ぞわ

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2020年3月20日(金) ぞわぞわの、ぞわ

皆様こんにちは。またしてもお久し振りのかづはでございます。毎度更新の間隔が空きすぎていて、いつでもはじめましての緊張感。いや、これは寧ろいつも新鮮で良い……わけないだろう。んもう、すぐさぼるんだから。 東京では、もう桜が咲いたそうですね。ずいぶん早い春です。春といえば……うう、嫌なことを思い出しました。 あの、ちょっと気持ち悪いというか、ぞわぞわするお話をしていいですか?いや、します。 はい、これから虫の話をしまーす。読むのも嫌という方は、今回はページをそっと閉じるか、なんの意味もありませんが、指の隙間からお読みください。因みに、私は本っっっ当に虫が苦手です。ですので、指の隙間から見て書きたいと思います。(嘘です) 今私の住んでいる家は、築四十五年程の建物なのですが、ここに引っ越して一年が経った頃、家の中でアリを見掛けるようになったんです。なにか食べ物をこぼした記憶もなく、外から荷物を運び入れたわけでもない。それなのに、毎日二、三匹は出るのです。それが前兆でした。 ある日、母と話していたら、突然母の背後の壁が動いたんですよ。白い壁が一気に黒くなって、砂嵐みたいにザッと動いたんです。一瞬、なにが起こったのかわかりませんでした。目を凝らすと……それは壁一面のアリだったのです。 こうなった時、人というのは(私だけかもしれませんが)言葉が出ないものですね。 「わー、わー、お母さん!後ろ、あーっ!わーっ!後ろだって、ぎゃーっ!」 なんというか、もう……怖かったよぉおおお。雪国なので窓は二重サッシだったりするのですが、二枚の窓の間にもたくさん居て、ちょっとマトリッ○スの数字が流れる様子にも見えます。 そこからは、ひたすら殺虫剤を振り回していました……母が。だって、虫、本当に苦手なんですもん。その間、私は泣きながら体を掻き毟っているような状態でした。 ここに住んで八年くらいになるのですが、毎年暖かくなるとこの戦いを繰り返しています。我が家では“アリの大爆発”と呼ばれるこの現象……実はアリだけではありませんでした。ハエです。ハエも大爆発。なんなの、もう。飛ぶ前のソレが壁の隙間から……以後自主規制(手遅れ)。 誤解のないように言っておきますが、家が特別汚いというわけではないですからね?ね?まあ、凄くキレイというわけでもないけれど。 この事態を、ずっと大家さんに相談していました。そして、昨年ついに害虫の駆除を業者さんに頼んでくれたのですが、柱が何本かスカスカに食い尽くされていて、なかなか大変な工事になりました。シロアリじゃなくても、こういうことがあるみたいです。 工事は初秋だったので、実はまだ効果があったのかはわかっていません。今年、もう少し暖かくなってきた頃にどうなるのか。アリもハエも出なければいいのですが。正直、怖くて仕方ありません。他にもちょくちょく謎の虫が出るので、せめて“大爆発”だけでもなくなってくれたらなと思っているのです。 ああ、ぞわぞわする。体痒くなってきた。こんなに虫が苦手なのに、こんなことがやたらと起こる。前の家も、その前の家でも。田舎だからか?いや、東京に遊びに行った時もホテルに虫が出た。 気にしすぎるから目に入るんだ、と言われたりもしますが、苦手なものは苦手なのです。どうか、私の知らない所で幸せに暮らしておくれ。 こんなぞわぞわする話、ここまで読んでくださっている方なんて居るのだろうか。一緒にぞわぞわしてしまったらごめんなさい。でもちょっと……一体感が生まれたような。次は虫の話じゃないから、また読みに来ていただけたら嬉しいです。 って、いつ更新するんだか。
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