2020年4月13日(月) もやもやが晴れ……ないんだよねえ

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2020年4月13日(月) もやもやが晴れ……ないんだよねえ

皆様こんにちは。かづはでございます。 週末は小説を書いて過ごそうと思っていたのに、マスクを縫う人になってしまいました。友人のSagashiさんに縫っていたのを知って、親に頼まれまして。前日までマスクをする気配すらなかったのに、昨今のニュースを見ていて、急に不安になったようです。 いいんです。縫うのは全く構わないのです。手芸とか好きだし、自分のも作ろうかと思っていたし、両親がマスクをしないでスーパーなどに行くことも気になっていましたから。 でも!ちょっと、もやもやするというか、腹立たしい気持ちになったのです。それは、母の言葉です。“ちゃんとしてなくていいよ”とか、男性用にサイズを直そうとあれこれ考える私に、“ガバガバでもなんでも”みたいなことを言うのです。 これは母独特の言い回しというか……悪気はないんですが、私にとっては時に腹が立つ言い方をするんです。最大限に推し量って、“大変だろうから、あんまり無理しなくていいよ”ということかもしれません。けれど、やっぱりいい気分ではありません。“なんでもいい”なら、その辺の服を顔に巻いとけって話です。 人に作るなら、着けていて恥ずかしくない見た目と着け心地、なにより、最低限マスクの役割を果たすものを作りたいと思うのです。私はものを作るのは好きだけれど、凄く上手いわけではありません。市販品よりちゃんとしたものなんてとても作れないし、まあいいかって時もあるけれど、出来るだけ丁寧に作っているつもり。それなのに、頼んでおいて縫う前からそんな言い方をされたら、やる気を削がれてしまいます。 それでも、やり方は曲げません。今は材料なんてなかなか売っていないから、自分の布のストックからマスクに向いていそうなものを選びます。私は派手だったりファンシーな柄が好きなので、なかなか使えそうなのが見付からない。父にマカロン柄のマスクなんて……パンダ柄のマスクなんて……。 結局、自分の服を縫う為に買ってあった無地の布と、お気に入りの傘の模様のダブルガーゼを使うことに。ちょっと、もやもやします。 Sagashiさんのを作った時に使わせてもらった型紙を直し、布を切り、どうたらこうたら……父のと見分けが付けられるように、母のにはワッペンを付けました。そうして洗い替えも含めて、両親に二枚ずつ、自分に一枚の五枚を縫い上げました。 その頃にはもやもやもムカムカも、もうなかったのですが、出来上がったマスクを母に渡した時、“ガーゼを挟めばいいんじゃないか”と父が言っていたというのです。それはたぶん、毎日は洗わなくてもいいと思っているということです。私の親の世代は、布マスクにガーゼを挟んで数日使うという人が結構居たそうで。けれど、今では考えられないことです。特にこの状況下では。というか、なんの為の洗い替えだ。「絶対、毎日洗って!」と念を押しておきました。 最後の最後に、またもやもやしてしまいました。私は心が狭いのでしょうかね。よかったことといえば、後回しになった自分のマスクが、縫い慣れたせいか一番上手く縫えたことでしょうか。 まあ、久し振りに縫い物ができて楽しかったです。皆さんはお家でなにをして過ごしているのでしょうか。
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