夏の誘惑

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夏の誘惑

夏は嫌いだ。 黙っていても、汗が出る。 そう、君の顔から首すじを通って汗が滑り落ちていく。 ゴクリと、生つばをのんだ。 汗のあとがついている。 ワイシャツの背中も濡れている。 今すぐ、その汗を拭いてあげたい。 俺は、自分の気持ちに蓋をして、 くだらない話でごまかす。 きっと、俺の気持ちを伝えたら、 嫌われてしまう。
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