三章の登場人物

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三章の登場人物

【東雲探偵事務所の《死刑執行人(リーパー)》】 ◆雨宮 深雪(あまみや・みゆき)/男性/18歳/主人公 どこにでもいる普通の少年。20年間、冷凍睡眠(コールドスリープ)されていたため、やや世情に疎い。フワっとした見た目に反して頑固で、こうと決めたら譲らない面もある。 ●アニムス:《ランドマイン(地雷)》……触れた物を爆発させる事ができる能力。触れて五分以内であれば爆発は有効だが、それ以上経つと無効になる。ただし爆破できるのは固形物のみ。 ●経歴:20年前に事件を起こして壊滅したゴーストチーム《ウロボロス》の元メンバー ◆赤神 流星(あかがみ・りゅうせい)/男性/27歳  東雲探偵事務所のリーダー。赤い髪で黒のライダースーツを好んで着る。タレ目で愛嬌があるが、仕事のストレスからつい深酒をしてしまい、胃薬が手放せない苦労人。 ●アニムス:《レギオン(幻影の軍団)》……黒ずくめのミリタリー装備をした影の巨人を操る能力。操ることのできるレギオンは全部で12体。 ●経歴:元警察官。警視庁所属対ゴースト殲滅部隊の第七部隊に所属していた。 ◆東雲シロ(しののめ・しろ)/女性/14歳/不詳 亜麻色の髪に獣耳がついた少女。性格は明るく人懐っこいが、ひどく寂しがり屋な面がある。セーラー服がお気に入りで、腰に日本刀(狗郎丸(くろうまる))を下げている。 ●アニムス:《ビースト(獣)》……一時的に全身の能力を獣のように高める能力。感覚は鋭敏化し、運動能力も劇的に向上するが、我を忘れて相手を攻撃してしまう欠点もある。 ●経歴:中立地帯のストリートギャング《ニーズヘッグ》の元メンバー。 ◆オリヴィエ・ノア /男性/23歳/フランス出身 臙色のキャソックを身にまとった黒衣の神父。長い金髪に碧眼で、端正な容姿をしている。面倒見が良く、教会では孤児たちを集めて世話をしている。奈落がからむと毒舌家になる。 ●アニムス:《スティグマ(聖痕)》……己の血を自在に操る能力。血液を体外に放出して回収したり、血液中の成分を変化させ、物質化させる事も可能。 ●経歴:十年前、欧州で起きた史上最大・最悪のゴーストによる大量虐殺の容疑者。 ◆乙葉 マリア(おとは・まりあ)/女性/20歳/米国人とフィリピン人のハーフ 東雲探偵事務所お抱えの情報屋。AIのウサギのアバターを操り情報を集める。自由奔放な性格をしているが腕前は確か。事務所の地下を根城にし、めったに人前に姿を現さない。 ●アニムス:《ドッペルゲンガー(分身)》……電脳空間上で特定のプログラムを大量に複製する能力。AIのウサギのアバターを大量に複製し、コントロールすることで膨大な情報を集める。 ●経歴:政府機関のネットワークに侵入した凄腕のクラッカー。 ◆紅 神狼(ホン・シェンラン)/男性/16歳/中国系 黒のチャイナ服をまとった中性的な容姿の少年。機嫌が悪いと暗器を投げてくる。普段は中華料理店(龍々亭)でウェイターとして働く。家族思いの面もある。 ●アニムス:《ペルソナ(仮面)》……容姿や声、記憶の一部に至るまで詳細にコピーする能力。ただし、能力を使い過ぎると自分の記憶を失ってしまう。 ●経歴:中華系闇組織(レッド・ドラゴン)の元暗殺者。 ◆不動王 奈落(ふどうおう・ならく)/男性/23歳/ロシア人 黒のアーミー服に黒の眼帯をした銀髪の傭兵。傲岸不遜を絵に描いたような性格だが、実力は飛び抜けている。ヘビースモーカー。 ●アニムス:《ジ・アビス(奈落)》……寄生型の能力。人を喰らう怪物が眼帯のある右目に棲む。数あるアニムスの中でも謎が多い。 ●経歴:世界中でゴースト犯罪者を狩る無国籍の傭兵集団(ヘルハウンド)の元メンバー。 ◆東雲 六道(しののめ・ろくどう)/男性/36歳  東雲探偵事務所の所長。《中立地帯の死神》の異名をとる黒づくめの眼光の鋭い痩身の男。過去に片手・片足を失い義肢となっているため杖をつく。目的のためには手段を選ばない、強固な意志を持っている。 ●アニムス :不明 ●経歴 :不明 ◆琴原 海(ことはら・うみ)/女性/17歳 東雲探偵事務所の事務員。『監獄都市東亰』に収監後、事件に巻き込まれたところを深雪に助けられ、東雲探偵事務所にかくまわれる。その時に心にトラウマを負ってしまい外に出られなくなる。 ●アニムス:《スプリント(疾走)》 ●経歴 :お嬢様学校に通っていたため育ちが良く、気が利き、礼儀正しい。 【事件の関係者】 《山下ヒロコ》…第一の事件の被害者。 十七歳。風俗店勤務の売春婦。 《永野エリ》 …第二の事件の被害者。 十五歳。学生・豆腐屋の娘。 《上野ヒカリ》 …第三の事件の被害者。 十八歳。飲食店のアルバイト店員。 ◆波多洋一郎(はた・よういちろう)/第一の事件の容疑者。 ・3年前に猟奇殺人事件を起こして《リスト入り》しているゴースト。 ・《トウキョウ・ジャック・ザ・リッパー》の異名で呼ばれていた。 ◆池田信明(いけだ・のぶあき)/第二の事件の容疑者。 ・低アニムスのゴースト。一人暮らしをしていた。 ◆堀田悠樹(ほった・ゆうき)/第三の事件の容疑者 ・《あさぎり警備会社》の《死刑執行人(リーパー)》だった。 ◆長谷川康介(はせがわ・けいすけ)/コードネーム《ジャック》 ・自分の姿を消すアニムス《ステルス》を持つ。 ◆大橋亮也(おおはし・かつや)/コードネーム《キング》。 ・人間だがかつて《アラハバキ》の末端構成員だった。 ◆花村慧(はなむら・けい)/コードネーム《クイーン》 ・音波を凶器にしてしまうアニムス《ソニック・プレス》を持つ。 ◆相庭新太郎(あいば・しんたろう)/コードネーム《ジョーカー》 ・目を見た相手に洗脳をかけるアニムス《ブレイン・ウオッシャー》を持つ。 【その他の登場人物】 ◆レオナルド・バルベリーニ/男性/30代/金髪碧眼のイタリア人   ・教会の神父。オリヴィエの同僚。孤児院の経営悪化にかこつけて酒を飲む酔っ払い。山賊のような風体で言動は粗暴だが、子供達からは慕われている。 ◆八代 実彰(やしろ・さねあき)/男性/40代 ・赤神流星の元上司の警察官。職務に忠実で正義感は強いが《死刑執行人(リーパー)》を毛嫌いする。部下の牟田(ムタ)や七海(ナナミ)にしっかりして欲しい苦労の多い中間管理職。 ◆重藤 アレックス(しげとう・あれっくす)/オカマ/30代後半     ・《バー・ヴィヴィアン》の店主で《仲介屋》どんな物でも壁の外から壁の中に取り寄せるプロ。おネエ口調のごつい男だが、人情には厚い。 ◆荒俣 勲(あらまた・いさお)/男性/白髪の老人 ・《素戔嗚(スサノオ)》の店主で《武器屋》。どんな武器も取り寄せ、必要であれば改造も行う。かつて家族をゴーストに殺されたことからゴーストを恨んでいる。 ◆エニグマ /男性 /年齢不詳  ・黒猫を連れた神出鬼没の《情報屋》。慇懃無礼で、芝居がかった大仰な言動だが、情報屋としての腕は確か。雨宮深雪に幾度も接触して来るが、その目的は不明。 ◆石蕗 麗(つわぶき・うらら)/女性/20代後半  ・《石蕗診療所》の女医で、数少ないゴースト専門の医者。派手なメイクにタイトなミニスカート、胸元が開いたシャツにピンヒールと目のやり場に困る恰好だが、サバサバした口調で男勝りな性格をしている。 ◆九曜 計都(くよう・けいと)/女性/40代 ・関東収容区管理庁。通称(収管庁)の長官。《監獄都市》における行政の最高責任者であり、辣腕(らつわん)の政治家。ハスキーボイスの持ち主で、苛烈な性格をしている。
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