想い 想い の 指定席

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花菜と付き合って3年、しっかりしてそうで、でも天然なところもあって、可愛くもあり… このまま行けば 「結婚」…そんな文字が浮かんできていた。 穏やかな花菜との付き合いが続いていた、春。 桜が咲き誇る中、新入社員が入って来た。 俺の部署に5人配属されて、その1人の上田 真穂の指導係になった。 最初は、正直、面倒臭い…そんな気持ちだったけど 「上田 真穂 です。よろしくお願いします」 そう言って、にこりと笑う姿に、ドキリとした。 初々しいさ、可愛らしさ… まだ、慣れていない仕草に、何か湧き上がるものを感じた。
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