2話

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広間にはみんな集まっていた。 私は父上様を連れて広間に入った。 「ごめんね。急に集まってもらって。」 みんなは私の言葉にハッとして 視線が一気に私の元へきた。 チラホラ父上様を見る子もいた。 「今日はこの黒鶴について…、 今日の鍛刀任務で来た。先に言っておくけどこの人は私の父上様だからね。」 いきなり言われた事に驚きが隠せない全員。 それを見て少し笑う父上様。見ていて楽しいのか。 「待って!主!いくら主の親でも黒い鶴さんとか大丈夫なの⁉︎」 そう加州が言って立ち上がった。 「大丈夫だよきよみっちゃん。確かに黒いけど、別にブラック産の鶴さんじゃないから。」 「ほ、本当?僕たち何もされないよね…?」 乱ちゃんが少し震えて言った。 近くにいる短刀達も一緒に怖がっていた。 「ふははっ!大丈夫さ、何もしない。俺はお嬢の様子見に来たんだ。悪いことはしないさ。」 「と、言うことなんだけどいいかな?」 「ほう、鶴が2人とは面白くなりそうだな。」 じじぃは何考えてるか分からない。 変なことしないといいけど。 まぁしないか。 「俺は構わない…」 まんばちゃんは布で顔を隠して言った。 他の子達もうなずいている。 「みんなありがと!それじゃあ後は各自で解散!」 その後私は部屋に戻った。 「そういえば手紙…貰ったっけ…」 さっき父上様からもらった手紙を見てみる。 かがみへ お久しぶりです。元気? 私は元気。 今回は急にごめんなさい。 鶴に任務としてそちらに送らせて頂きました。とゆうのも貴方の様子見です。 最近どうも体調が良くないようで。 こちらで調べたところ、まだ彼の事で悩んでるのですね。 貴方がこんなにも思っているのが嬉しいです。 ただ私のようになっては大変です。 どうか気をつけて。 鶴のこともよろしくお願いします。 母より
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