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力を持つ子
そして数年後ある家族に力を持った子が生まれた。
太陽のみの世界に力を持つ子が生まれた。
その子は輝いていた。そうその子は月の力を持つ女の子だったのだ。
しかし、彼女の親や家族は月のことなんて何も知らない。彼女の輝きは気持ち悪いとさえ思っていた。
同じ日の同時刻に月のみの世界でも力を持つ子が生まれた。その子はなぜか眩しいのだ。
そうその子は太陽の力を持つ男の子だったのだ。
しかし、彼の親や家族は太陽なんて何も知らない、彼の眩しさを恐れていたのだ。
彼らは名前さえ与えられなかったのだ。
逆ならばとても感動感激されていただろうに
そして10年たち彼らは彼らなりの仕事を行なっていた。彼らは力を持つゆえ、太陽や月がおかしいことに小さい頃から気付いていたのだ。
月の力を持つ女の子はいつか太陽の力を持つ男の子に会わなければならないと思っていた。
太陽の力を持つ男の子はいつか月の力を持つ女の子に会わなければいけないと思っていた。
そう、お互い会ったことさえ、会話したことさえなかったのだが、お互い力を持ってるゆえに相手がいることを知っていたのだ。
そして彼らは気づいていてのだ、この世界を変えるの私(俺)たちの使命だと。
彼らは家族に嫌われようと自分たちの仕事をこなしていくのだ、いつかきっと相手に会えるように。
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