あとがき

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あとがき

明けましておめでとうございます。洲原敷いちろうです。 正月なんで短編を一本アップしようと思ってたんですが。 1日から働いてたんで時間がかかっちゃいました。 遅れてすいませんでした。 本作品は、ちょうど日露戦争と乃木希典を改めて調べたところから始まりました。 年末から何やってんだお前は。 おかげで新年からアマゾンプライムであの映画見る羽目になるし、あの歌が頭から離れなくなるし。 赤坂御所の近所の神社検索したら乃木神社出てきたのは何の思し召しだ? まあだけどさ。あの時あの場所で四万四千人が死ななければ、日本はなくなってたかもしれないと思うと何か複雑です。 そういう気持ちで命をかけた人達の上に、今の我々がいると思うと、何かタバコ吸いながら見れねえよあの映画。 でもね、あれで勝っちゃったのは後々ヤバイ。あれでふんぞり返っちゃって陸式と海式の方向性の違いが浮き彫りになっていく。実質負け戦さだったのに。あの状況でロシアが日本に固執する必要がないし、その程度の敗戦ではこゆるぎもしない。それがロシアですし。 まあそのせいでその後まともな海軍がロシアというかソ連から消滅しましたが。 後に馬糞、動物園、鉄砲人足と呼ばれるようになる陸式の暴走が、関東軍は勿論辻正信や牟田口廉也といった怪物を生み出す萌芽になっていくんだよな。 一方で河童もミンダナオ島でとんでもないことをするし。 戦争は良くない。それは確かなんだけどさ。 この手の話すると小生意外と長いよ。 小生は鉄砲人足の末席でいいや。海よりも陸の方がまだいい。 ところで保典の台詞が本作品のテーマです。 あの映画は単なる戦争賛美映画ではありません。 命がたくさん散った先に見えてくるのは、狂おしいほどの生命への執着です。 それが虚しく散っていった多数の命への鎮魂映画でもあります。 つまりどういうことかというと。 あおい輝彦死ぬな。 まあいいや今日はこの辺でさようなら。 やっぱりこれだろう。小生の中で鳴り響く最高の鎮魂歌、さだまさしの「さだまさしベスト」より、防人の歌をエンドレスで聴きながら。洲原敷いちろう。
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