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『 まい、そんな事言ったらいかん!! 』
『 人や生き物には平等に優しくする。それだけは貫け 』
もやもやが残るまま眠れば、いつかの祖父に怒られた時のことがまるで映画を見ているかのように映し出される。
それは私が小学生の頃。妹に向けて放った言葉で祖父が激怒し、泣きながら何度も何度も私の頬を打った時のこと。
そしてずっと犬を飼っていた祖父に、生を受けたものには全て平等に優しく接しなさいと私達に教えられた時のこと。
『 親は大事にしろよ 』
父と母が離婚した時は、そっと頭に手を置きそう呟いてくれた祖父。
ーーーーーそうだ、祖父が教えてくれたのは、誰かを大事にしなさいと言うことだった。
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