第4章「バケモノ」と呼ばれて

5/8
前へ
/10ページ
次へ
「それで今日はどうでしたか?」 私は小学校の小テストで100点を取った事や、いつも言う事を聞かない妹たちをどうしたら良いのか(など)の他愛もない話をする。 それと・・・。 「一花(いちか)さん?他に何か悩み事があるのでは?」 『はい…実は最近、いつかが毎日のように泣いて帰ってくるんです』 「毎日のように…ですか?一体どれくらい前からなんですか?」 『先生、2週間前にいつかが泣いて帰ってきた話をしたこと覚えていますか?』 「ええ、確か下校途中転んでしまったという話でしたよね?」 『はい。実はその日からずっとなんです!』 「何か…おかしいですね…」 『もしかして…イジメ!?』
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加