第4章「バケモノ」と呼ばれて

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「お姉ちゃ~んムニャムニャ、いっちゃんおしっこぉ~ムニャムニャ」 『あっ、いっちゃん!はいはいオシッコね、じゃあお姉ちゃんと一緒にトイレ行こうか♪』 「うん♪ムニャムニャ」 眠い目を擦るいつかの手を取りながら私はトイレまで付き添ってあげる。そして、毎週日曜日の朝に放送される私たちの大好きな『桃色戦隊 プリティーV(ファイブ)』の主題歌(オープニング)を一緒に歌いながら、いつかがオシッコをし終わるのを待っててやるの。 『はいっ、良くできました♪今度はお姉ちゃんの番だから、いっちゃんは先生におやすみしたらお布団に戻ってね♪』 「はぁ~い♪」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『おっ、いつかさん♪』 「先生お帰りなさぁい♪」 『ただいま♪』
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