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「…うむ。何事もなくお主の体に破壊の力を入れることが出来たぞい。」
「何事があったらどうなるんだ?」
「その時はお主に近付けるだけで、物が破壊されるわい。」
…ということは裸族で世界を破壊しなければならない、つまり常に公然猥褻状態ということか…それは恐ろしい。
「さて、どれくらいの物を破壊できるか気になる頃じゃろう?」
「いや、破壊できる形状が気になる所だな。」
「なんじゃつまらんのう…破壊できるのはお主が破壊する時と抉ろうと思えば破壊できる程度じゃ。」
「気弾でも可能なのか?」
「可能じゃ。どうじゃ結構万能じゃろう?」
まあ、近接・間接・遠距離で出来れば何だって出来るくらいの万能だからな。
「遠距離は力の込め具合で変わるじゃろう、さてそろそろ向かってもらおうかの。」
「もう行くのか?」
「うむ。あの世界は今、大戦の真っ只中じゃ。まずはお主の力でちょちょいっと終わらせて貰いたいからのう。」
「へーい、破壊の力でちゃちゃっと統一してくるわ。」
そんなこんなで俺は大戦中の世界に送りこまれることになった。
ああ、そうそう。服装や傷は此処に来た際に治ってるからグロテスクな状態で送りこまれることは無いからなー。
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